カテゴリ:不動産売却コラム / 投稿日付:2024/04/23 08:31
最近よく聞く”家族信託”ってなに?
簡単に言うと、
自分で自分の財産管理が出来なくなってしまった時に備えて、家族に財産の管理や処分出来る権限を与えていく方法の事です。
最近は投資信託などが人気ですが、家族信託は財産管理のための報酬が発生しない家族間での利用が想定されている特徴があります。
※投資信託...他人に財産管理を任せて運用を行ってもらう方法
不動産で家族信託が使われる具体的なケース
よくあるケースは認知症対策です。
例えば、もし家族信託などの準備をしていなく、所有者である親の認知症が悪化した場合、不動産が売れなくなります。不動産は持っているだけで手入れする手間やコストがかかります。
空き家になり子供がどんなに処分したいと思っても、所有者である親に契約能力がないと売ることは出来ません。
上記の場合、どうしても売却されたいのであれば、法廷後継人を利用する事で売却は可能です。
その際に当該不動産が親の自宅である場合には、自宅の売却について家庭裁判所に許可を出してもらう必要があります。許可が出ない場合には売却は出来ません。
事前に家族信託などを準備して、面倒を見てくれる子供に自宅を売却する権限を与えておくことで、塩漬けになることを回避し、金銭的な負担を和らげる事に繋がります。
他にも家族信託を使うメリットはあります。
不動産の共有を回避する時です。
不動産を共有で相続すると、共有者の一人が売却を希望しても、他の共有者の同意が取れずに売却が出来ないなどのトラブルが生じる場合があります。
一方、家族信託は不動産の管理・処分を行えるものと、利益を受け取る事が出来るものを分ける事が出来ます。不動産の管理・処分権限は1人に集約しつつ、委託者である親の死亡後の第二受託者は複数人にする事で、委託者死亡後の不動産管理・処分から生じる利益は複数人で分け合う事が出来ます。
相続した人たちで揉めることはよくあります。
このような場合でも、家族信託を活用する事で相続トラブルの回避や不動産の塩漬けを回避する事が
出来る可能性あります。
家族信託は新しい相続の形とも言われています。
特に、ご自宅などの不動産を所有する方にとっては、非常に有効なものではないでしょうか。
認知症になった親の生活費や施設費など、親の不動産を売却した資金で賄うことが出来れば、子世代にとっても大きな安心となります。
不動産を所有しており、家族信託をぜひ検討したいと思われた場合には、お近くの不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか。
札幌市北区
篠路、太平、百合が原、拓北、あいの里、茨戸、屯田、新琴似、新川、麻生
石狩市、花川南、花川北、樽川、花畔、緑苑台、親船
当別町(太美町)
不動産の売却をご検討のお客様へ
CENTURY21 リュウショウ宅建へお気軽にご相談ください
札幌市北区篠路2条5丁目 10-12
☎ /011-775-3090
FAX/011-775-3091
mail/ info@c21ryusho.co.jp